Googleで高く評価されている店舗は、Web上の予約導線も似ているのでしょうか。
今回は尾張旭市周辺の高評価店舗8店について、公式サイトや予約ページを実際にスマートフォンから確認しました。
調べたのは「どのホームページが優れているか」「どの店のWebが弱いか」ではありません。今回見たかったのは、お客さんが「予約したい」と思ったとき、実際にどんな経路を通るのかです。
確認した範囲では、予約方法そのものが分からない店舗はありませんでした。一方で、Web予約、LINE、電話、Hot Pepper Beautyなど、予約までの仕組みにはかなり違いがありました。
本記事は2026年10月時点の公開情報と、筆者がスマートフォンから実際に確認した内容をもとにしています。予約方法やWebサイトの構成は今後変更される可能性があります。店舗の優劣を評価することを目的とした記事ではなく、公開されている予約導線の違いを観察・整理することを目的としています。
今回確認した8店舗
リバイブ鍼灸接骨院 尾張旭院、整体院H&B、チロル接骨院・整体院、苺花接骨院、マイアンジェリーク 尾張旭店、アジアンレストラン コピラ晴丘店、あおば整体院 尾張旭店、Sherbet Hairの8店舗です。
今回は単純なタップ数ではなく、どこから予約するのか、予約途中に何が必要になるのか、公式サイトと外部サービスがどうつながっているのかを中心に確認しました。
リバイブ鍼灸接骨院 尾張旭院|Web・LINE・電話から選べる
リバイブでは、電話・LINE・Webの複数の予約方法が案内されています。今回はWeb予約の流れを確認しました。
Web予約 → 日程選択 → 予約情報入力 → 内容確認
画面に沿って順番に進める構成で、営業時間についても公式サイト上で確認できます。Webだけに限定せず、LINEや電話も用意しているため、利用者が自分に合う方法を選べる構成です。
整体院H&B|LINEと電話の2つの予約導線
H&Bでは、LINEと電話の予約導線を確認しました。
LINEを開く → 友だち追加 → 予約
LINEを使う場合は友だち追加を経て予約へ進みます。一方で電話予約も利用できます。営業時間についても公式サイト上から確認できました。
チロル接骨院・整体院|LINEと電話から予約
チロル接骨院・整体院では、LINE予約と電話予約を確認しました。
友だち追加 → 予約
LINEでは友だち追加後に予約へ進む構成で、電話から直接予約する方法もあります。営業時間についても確認しやすい構成でした。
苺花接骨院|LINE・電話と、予約前情報を公式サイトで確認
苺花接骨院では、LINEと電話の予約導線を確認しました。
LINE追加 → 予約条件を入力 → 予約
公式サイト上では料金、営業時間、施術内容、スタッフ情報なども確認できます。予約に進む前の情報収集を公式サイトで行い、LINEや電話から予約する構成です。
マイアンジェリーク 尾張旭店|公式情報とHot Pepper Beautyを組み合わせる
マイアンジェリークでは、公式側で店舗や料金などの情報を確認でき、ネット予約ではHot Pepper Beautyも利用されています。
メニュー選択 → 日時・指名 → 情報入力 → 内容確認 → 予約
公式サイトですべてを処理するのではなく、店舗やブランドの情報を伝える場所と、予約処理を行うサービスを組み合わせる構成です。Hot Pepper Beauty側には日時、メニュー、指名など予約に必要な機能がまとまっています。
アジアンレストラン コピラ晴丘店|ネット予約と電話を併用
コピラ晴丘店では、店舗ページから電話番号を確認できるほか、ネット予約も利用できます。
電話で直接予約する方法と、予約サービスを利用してネット予約する方法の両方があります。飲食店では日時、人数、コース、空席状況など複数の情報を扱うため、外部予約サービスを活用する構成にも実用的な理由があります。
あおば整体院 尾張旭店|複数の予約手段を用意
あおば整体院 尾張旭店では、公式サイトから電話・Web・LINEなど複数の予約導線を確認できます。
Web予約では予約システムへ進み、メニューなどを選択しながら予約を進める構成です。また、Hot Pepper Beauty側にも予約導線があります。
公式サイトを入口にしながら、複数の予約方法を選べる構成になっています。
Sherbet Hair|Webで店舗情報を確認し、予約は電話中心
Sherbet Hairでは、メニュー、アクセス、営業時間などを公式サイトから確認できます。一方、予約については電話が中心です。
Webサイトで店舗情報を確認し、予約は電話で行うという構成です。オンライン予約を使う店舗とは異なり、情報提供と予約手段を分けた運用になっています。
8店舗を見て分かった予約導線の4つの型
今回の8店舗を見てみると、大きく、Web予約を利用するタイプ、LINEを利用するタイプ、Hot Pepper Beautyなど外部サービスを利用するタイプ、電話を中心にするタイプがありました。実際には、これらを複数組み合わせる店舗もあります。
今回の調査で重要だったのは、どれか一つが絶対的な正解ではなかったことです。
タップ数だけでは予約導線の特徴は表しきれない
調査を始める前は、予約までのタップ数を比較することも考えていました。しかし実際に操作すると、単純な回数だけでは特徴を表しきれませんでした。
Hot Pepper Beautyでは入力工程がありますが、日時、メニュー、指名、空席確認などを一つの仕組みで処理できます。LINEでは友だち追加を経て、その後のやり取りをLINE上で行えます。電話はWeb上の操作自体は少ないものの、実際には電話をかけて予約します。
見るべきなのは「何回押したか」だけではなく、「予約までにどんな工程があるか」なのかもしれません。
外部予約サービスを使うことと、Webの強弱は別の話
調査前は、自社ホームページだけで予約できる店舗の方がWebに強いのではないか、という仮説もありました。しかし実際には、そう単純ではありませんでした。
外部予約サービスでは、メニュー選択、日時選択、指名、空席確認、予約情報入力などをまとめて提供できます。公式サイトは店舗の魅力や情報を伝え、予約サービスは予約処理を担当する、という役割分担も成立します。
そのため、外部サービスを使っているかどうかだけで、店舗サイトの良し悪しを判断することはできません。
公式サイトの情報量と予約方法も別の話
料金やスタッフ、施術内容などが詳しく掲載されていても、予約ではLINEや電話を使う店舗があります。反対に、予約やメニュー管理を外部サービス側に集約する構成もあります。
「ホームページがあるか」だけを見るのではなく、公式サイト・SNS・予約サービス・電話などが、どのように役割分担されているかを見る必要があります。
高評価店でも、予約導線は一つの形に収束していなかった
高評価の店舗でも、予約導線は一つの正解に収束していない。
今回確認した範囲では、予約方法そのものが分からない店舗はありませんでした。違ったのは、予約までにどのような工程を通るかです。
Web予約、LINE、電話、外部予約サービス。それぞれに異なる特徴があり、複数を組み合わせている店舗もあります。
店舗サイトを設計するときには、「予約ボタンを付ける」ことだけでなく、その店のお客さんが使いやすく、店舗側も運用しやすい予約方法をどう組み合わせるかまで考える必要がありそうです。
mininni LABでは地域店舗のWebを引き続き調査します
mininni LABでは、実際の地域店舗を調査しながら、スマートフォンでの予約導線、料金の見つけやすさ、公式サイトとSNSの役割、外部予約サービスの使われ方などを研究していきます。
机上の「理想的なホームページ」だけではなく、実際の店舗がWebをどう使っているのかを観察し、今後のWeb制作やテンプレート設計にも反映していきます。