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Hot Pepperがあるのにホームページは必要?栄のアイラッシュ系10店舗を調査

名古屋・栄のアイラッシュ・眉毛系10店舗を調査。グループHPのブランド・施術説明・採用と、店舗別Hot Pepperの情報・予約の役割分担を整理します。

Hot Pepper Beautyにメニュー、料金、写真、口コミ、予約入口までそろっているなら、自社ホームページは何を担当するのでしょうか。

名古屋市・栄エリアのアイラッシュ・眉毛系10店舗を対象とした公開情報の調査では、全店舗のHot Pepperに、店舗選びと予約前確認に使える情報が集まっていました。一方、自社HPではブランドの説明、複数店舗の案内、施術解説、採用など、店舗予約とは異なる役割も確認されています。

今回のデータから、自社HPが絶対に必要とも、Hot Pepperがあれば不要とも言い切れません。両方が何を伝えているかを見ていくと、ホームページで補う内容を考えやすくなります。

調査した10店舗と今回分かった範囲

対象は次の10店舗です。表は店舗の評価ではなく、既存調査で確認できた公開情報の整理です。

表は横にスクロールして読めます。

対象店舗 自社HPの確認状況 HP側で確認した主な内容
ロレインブロウ 名古屋栄店 本文取得 地域別店舗一覧、初回客向け説明、予約先の案内
Sacco 栄店 本文取得 教育・研修、待遇、応募者向けFAQ、会社・代表の考え
Sunny Lash 栄店 本文取得 施術の違い、継続ケア等のFAQ、複数店舗案内
Niyu 栄店 本文取得 ブランドの由来、系列紹介、教育・採用案内
cielo 栄店 とみや 本文取得。ただし対象店舗・時点の区別が必要 栄店住所付きの過去記事に眉のQ&A・施術説明
elua 名古屋栄店 本文取得。所在地の記載は要確認 メニュー解説、FAQ、全国店舗一覧、店舗別情報への案内
eye mor 栄店 公式ドメイン確認、本文未取得 具体的なHP内容は判断保留
Amaranth 栄本店 本文取得 オーナーの考え、初回来店の注意事項、他店舗案内
ヘイリーブロウ 栄店 本文取得 運営会社、企業理念、採用、ブランド・店舗案内
Yuueye 名古屋栄店 自社HP未特定。求人HP候補は保留 具体的なHP内容は判断保留

研究資料の確認日は2026年10月6日です。取得情報には過去のクロールが含まれるため、その日の空席やクーポンの有効性まで保証するものではありません。

集計では、Hot Pepper掲載は10店舗、自社HPを特定できたのは9店舗、その本文を取得できたのは8店舗でした。自社HP未特定の1店舗についても、「HPが存在しない」という意味ではありません。

グループHPとして記録されたのは9店舗です。このうち8店舗は本文からブランド・複数店舗等の内容を確認し、eye morは公式共通ドメインの案内を確認した段階です。店舗独自HPの確認は0店舗ですが、独自HPが存在しないと断定する数値ではありません。同じサイトを使う店舗も、対象店舗ごとに数えています。

対象は指定された10店舗で、無作為に選んだサンプルではありません。栄の全店舗や都市部全体の傾向、売上、予約数、SEO効果を示す調査ではない点にも注意が必要です。

Hot Pepperだけでどこまで案内できる?

全10店舗のHot Pepperで、次の項目が確認されています。

予約入口からクーポン・メニュー選択画面までの到達も確認されています。ただし、予約の送信・確定は行っていません。また、情報が掲載されていることと、その内容が他媒体と一致していることは別です。

この範囲では、Hot Pepperだけでも店舗選びや予約前確認に使える情報をかなり集約できます。「予約するだけの媒体」と捉えると、その役割を狭く見積もることになります。

施術説明、デザイン、来店時の注意事項なども、Hot Pepperのブログや案内に掲載されていました。詳しい説明を置けるのは自社HPだけ、ということでもありません。

ただし、すべての来店条件や疑問をHot Pepperだけで解決できると確認したわけではありません。eye morのHot Pepperには、未成年者の同意書を自社HPから取得する案内がありました。実際の書類は未取得のため、取得方法や有効性までは確認できていませんが、別媒体を参照する案内がある事例です。

栄の店舗では自社HPは何を担当していた?

自社HP側に具体的な追加情報・機能を確認できたのは8店舗でした。地域比較に向けて共通の定義で再判定したところ、現行本文で明確な役割分担を確認した7店舗と、cieloの栄店向け過去記事による補完1店舗に分かれました。「追加」とは今回読んだ資料の差分であり、Hot Pepperの全ブログやSNSには絶対にない情報、という意味ではありません。

ブランド・複数店舗の案内

グループHPでは、店舗を横断するブランドの説明や店舗一覧が見られました。

たとえば、Niyuのブランド紹介にはブランド名の由来や系列の案内があり、ヘイリーブロウの運営会社HPにはブランドや会社に関する情報があります。ロレインブロウの地域別ページでは、複数店舗と予約先が整理されています。

店舗別の情報を確認するHot Pepperに対し、グループ全体を知るための入口をHPが担当している事例です。ただし、今回の対象には複数店舗・ブランド型が多く含まれています。「栄だからこの構造になる」という因果関係は示せません。

施術説明やFAQ

Sunny LashのHPでは施術の違いや継続ケア等のFAQ、eluaのHPではメニュー解説や悩みに応じた案内が確認されています。Amaranthの初回来店案内も、来店前の確認を助ける内容です。

HPでは、複数の説明をまとめて読み進める構成を取れます。一方、Hot Pepperにも施術や注意事項の説明があります。どちらに載せるかは、すでに伝えている内容と、読者が探しやすい場所を見て考える必要があります。

cieloについては、栄店の住所が記載された過去記事に眉のQ&Aがありました。ただし、HPトップは別店舗主体のため、過去記事を現在の栄店の料金・営業時間・予約方法として扱うことはできません。

採用・会社情報

SaccoのHPでは、教育・研修、待遇、応募者向けFAQ、代表の考えなどが確認されています。Niyuにも教育や採用を扱う公式サイトの案内がありました。

ここでのFAQは、求職者に向けたものです。客向けの施術FAQとは区別する必要があります。

ホームページの対象者には、来店客のほかに求職者やスタッフ候補もいます。そのため、HPが直接予約に使われていないことだけで、役割がないとは判断できません。なお、採用情報の掲載を確認したことと、採用成果を確認したことも別です。

店舗情報と予約はHot Pepperに任せる分業もある

元調査の役割分担8店舗は、最終比較では現行本文で明確な分担を確認した7店舗と、過去記事による補完1店舗に分けています。Hot Pepperへの送客導線が記録されたのは、ロレインブロウ、Sunny Lash、Niyu、elua、Amaranthの5店舗です。

eluaでは、店舗別の料金・スタッフ・空席をHot Pepperで確認する案内がありました。HPでブランドや施術の全体像を伝え、店舗別の確認をHot Pepperへつなぐ構造です。なお、所在地には記載の競合があるため、ここでは現在住所を案内していません。

Amaranthでは、HP内の予約リンクに別店舗へ向くものと栄店へ向くものが併存していたと記録されています。「HPからHot Pepperへつながる」ことと、「どのボタンからでも対象店舗へ正しく到達できる」ことは分けて考える必要があります。

自社HP内で予約が完結する仕組みの確認は0店舗でした。ただし、未取得ページを含むすべての予約経路が存在しないと確定したわけではありません。HPから外部のHot PepperやLINEへ移動する予約案内は、HP内での予約完結とは区別しています。

観察された導線では、HPが説明や窓口の整理を担当し、Hot Pepperが店舗別情報と予約入口を担当しています。両媒体が競合するだけでなく、役割を分けてつながる事例がある、と整理できます。

LINE・Instagramは何を担当している?

同じLINEでも、公開案内に書かれている用途は異なりました。

表は横にスクロールして読めます。

事例 確認できた案内 確認範囲の注意点
ロレインブロウ 公式HPが栄店のLINE予約を明示 アプリ内の予約完了は未検証
Yuueye クーポン、メニュー相談、質問、遅延連絡 LINE予約の確定方式は未確認
Amaranth 問い合わせ、ネイルの事前デザイン画像送付 画像送付はネイルの案内。アイ施術のLINE予約とは扱わない
Sunny Lash・eye mor 採用・求人に関するLINE案内 客向け予約窓口とは扱わない

「LINEの案内がある」だけでは、LINEで予約できるとは言えません。用途を明記することで、客向けの相談と採用問い合わせなどを区別できます。

Instagramについては、スタッフ個人のアカウント紹介、デザインや作品への入口、道案内の掲載先としての紹介がありました。ただし、実投稿を取得できていないものもあり、最新の作品更新やDM予約の受付は確認できていません。

cieloの過去記事にあるDM予約案内も、現在の栄店の受付方法と断定しない扱いにしています。

料金はHPとHot Pepperで単純比較できない

同店舗・同施術・同来店条件をそろえた料金比較が成立したのは、Amaranthの一部メニューに限る1店舗でした。通常料金で一致する項目と、一部の掲載価格に差がある項目が記録されています。

ただし、更新時点や適用条件の可能性を残す必要があり、差があることだけで「どちらが安い」「どちらが正しい」とは判断できません。本記事では現在価格の案内は行いません。

残る9店舗は、料金が違うと確認したわけではなく、同条件で比較できなかった店舗です。HPに対応する店舗別料金がない、グループの目安しかない、対象店舗・時点がそろわない、HP本文を取得できない、といった理由があります。

初回クーポンと通常料金、再来条件、口コミ条件、キャンペーン価格は分けて確認する必要があります。数字が同じでも、条件が違えば厳密な一致とは言えません。

Hot Pepperがあるなら自社HPは不要?

今回の10店舗では、Hot Pepperに店舗選びと予約前確認のための情報がかなり集まっていました。基本的な店舗案内を用意する目的であれば、すでに掲載されている内容を確認することが出発点になります。

一方、自社HPではブランド、複数店舗、施術解説、会社、採用など、店舗別予約以外の情報も確認されています。

この結果から考えられるのは、HPの必要性は「Hot Pepperを使っているか」だけでは決まらず、「誰に、何を伝える場所が必要か」によって変わるということです。これは公開情報からの考察であり、各店舗の制作意図や成果を確認した結論ではありません。

今回の調査は、HPを作れば予約が増える、Hot Pepper中心なら集客に困る、といった主張の根拠にはなりません。情報の配置と予約入口を観察した範囲で、役割を検討する材料として使えます。

自社HPを作るなら、何を追加するべき?

自社HPを検討するときは、Hot Pepper、Instagram、LINEですでに伝えていることと、まだ説明できていないことを整理すると、追加する内容が見えやすくなります。

表は横にスクロールして読めます。

伝えたいこと HPで補う内容の例
ブランドや店の考えを知ってほしい 理念、施術方針、ブランドの背景
初めての客の疑問に答えたい 施術の違い、来店前の注意事項、客向けFAQ
複数店舗から選んでもらいたい 店別の案内と対象店舗の予約先
求職者に働き方を伝えたい 教育、待遇、応募者向けFAQ、会社情報
問い合わせ先が複数ある 予約・相談・採用など用途別の窓口案内

これらは今回の観察から導いた制作上の提案で、すべての店舗に必要な項目ではありません。Hot Pepper内で十分に説明できている内容まで、一律に別のHPへ移す必要はありません。

重複する住所、営業時間、料金、予約先を載せる場合は、対象店舗と適用条件を明記し、更新時に確認する項目を決めておくことも大切です。特にグループ共通の説明と店舗別の情報は、読者が区別できるようにします。

mininniのWeb制作では、今使っているHot Pepper、Instagram、LINEの掲載内容を出発点に、Webで補う内容を整理するご相談ができます。まずは、誰に何を伝えたいか、どこで案内が途切れているかを一緒に確認してみませんか。


調査について:2026年10月6日付「栄10店舗 自社HPとHot Pepper Beautyの役割分担調査」の研究メモ・比較表をもとに編集。掲載情報と導線の確認であり、予約確定、売上、集客成果、全ページの網羅的な確認は行っていません。店舗名は公開情報の事例説明に使用し、優劣を評価していません。